禁煙って難しい?

こんにちは!今日もいいお天気で暑いくらいですね!

まだまだ朝晩は冷えますので寒暖差で体調崩さないようにしてくださいね。

さて、歯周病に良くないことの一つ、喫煙です。

保険適応で禁煙外来が始まってから禁煙成功している方が増えてはいますが、それでもやめられない!という方もいらっしゃるのは事実です。

肺にも血管にも、歯周病にも悪いとわかっていてもやめられない・・・どこか砂糖中毒と似ていますね。

ニコチンの中毒だから禁煙がなかなか難しい、という話もありますが、喫煙がやめれない方のうちニコチンの依存症(中毒)になっている方はあまり多くないと聞きます。

心理学的な解釈ですと、

卒乳が上手にできなかった人は、赤ちゃんの頃の母乳を飲む感覚(唇に乳房が当たる感覚)=たばこが唇に当たる感覚として、大人になってからもたばこでお乳の感覚を思い出している

という話もあるようです。

喫煙をすると、

①口腔内の血流が減ってしまい免疫細胞の働きが下がって歯周病菌が活動しやすくなります

②歯茎の炎症(腫れや出血など)が出にくくなるので歯周病の発見が遅れてしまいます(歯を失うリスクが上がります)

③唾液も減るので虫歯・歯周病菌が増えます。

受動喫煙で家族に影響が出るのももちろんですが、お父さん・お母さんのお口の中の菌がお子さんに感染しますので、悪玉菌(歯周病菌や虫歯菌)が増えている状態ではさらにお子さんへの感染は起こりやすくなります。

箸を別々に・・・していてもくしゃみや咳のしぶきからも感染してしまうので注意ですよ!

お子さんのためにも、ご自身のためにも禁煙しませんか!

新しいことを始めたい春♪

こんにちは!受付*保育士の坪田です。

季節はすっかり春ですね桜もあちこちで満開で、毎日春を感じながら通勤しています!^^

春といえば、新しい場所、新しい学年、新しい友達などなど、新しい環境をスタートさせる季節でもありますよね♪

環境の変化は無くても、何か新しいことを始めようと思われている方も多いのではないでしょうか?^^

実は私もその一人です!それは・・・虫歯や歯周病予防の必需品の一つ、フロスです♪

実は恥ずかしながら、クリニックに勤務するまでフロスという言葉を聞いたことも無ければ、使ったこともありませんでした…

 

歯磨きをしているから大丈夫!と勝手に安心していたのですが、歯と歯の汚れや、歯ぐきの中の汚れまでは落としきれていないことを知り、さっそく使い始めました☆

 

最初はなかなか使い方が難しかったのですが、慣れてくるとフロスをして歯磨きをした後の爽快感がありました♪また、歯と歯の間の汚れがこんなにあったのか!と発見することも出来て、今では旦那さんと二人でハマっています☆

なんと大人の方だけではなく、お子さんにも使っていただけるんですよ!

 

毎日、少しの時間を掛けるだけで、一生自分の歯で美味しい食べ物を食べることが出来ると考えれば、手軽な予防方法のひとつだと思います!

 

まだまだ患者様のなかにも私のように、フロスの存在を知らない方もいらっしゃいます。いのうえこどもファミリー歯科では、その「知らなかった!」を「知ることが出来良かった!」に変えることが出来ますよ☆

 

 

いのうえこどもファミリー歯科で、しっかり予防して、治療知らずの歯を目指しましょう!♪

歯ブラシの選び方

春分の日が過ぎ、朝晩の寒暖差はありますがもうすっかり暖かくなりましたね!

以前の記事で歯磨き粉の選び方や注意点などお話しさせていただきましたが、

肝心な歯ブラシのお話しをまだしていませんでしたのでこの場を借りてお話しできたらと思います。

市販の歯ブラシ、やまぎりカットタイプや毛先の細いもの、ロール状になっているタイプなど様々です。

少し前にCMでヘッドの大きなタイプがありました。(介護の負担を減らす目的で開発されたそうです)

メーカーさんもいろいろと戦略を練ってあれやこれやと新商品を開発しています。

おすすめしているのは、ヘッドの小さい、毛先がフラットなスタンダードなタイプ。

(歯周病の進行具合によって硬さなど、おすすめしているものは異なります)

化粧品や洗剤などもそうですが、なんだかんだスタンダードで昔からあるものが一番シンプルで使いやすいです。

交換の目安は1か月ごと。それよりも先に毛先が開いてしまう方は力を入れすぎなので弱くしてください。

ブラシの硬さはふつう~やわらかめくらいにしてくださいね。

あまり硬いものだと歯や歯茎を傷める原因に、柔らかすぎると力を入れないと汚れが除去しにくいので歯ブラシが早くダメになってしまったり、しっかり磨けなかったりします。

 

妊娠中に気を付けること・生まれてくる赤ちゃんのためにママができること

妊娠しているママが気を付けること、

風邪や感染症にかからないように予防したり、妊娠中毒症にならないよう栄養バランスを考えた食事、そして口腔ケア。

妊娠中はホルモンの影響によってお口の中の環境がわるくなってしまいます。

普段と同じようにお手入れしていても腫れやすかったり、つわりが長引く方ならお口の中は常に酸性になって歯が溶けやすい状態にあります。

歯周病菌が出す毒素は、心臓や脳に悪影響をもたらすことは有名ですが、赤ちゃんにも影響があります。陣痛を促す物質と構造が似ているため、早産の原因の一つということもわかってきています。

また、最近の母子手帳には、虫歯菌を感染させないようにお箸を別々にしましょう!と書いてあります。感染させないようにする、もちろんそれも大切なことです。

虫歯菌の感染のピークは6か月~3歳ごろまでと言われています。お箸やお皿などを別々にするのはそれを過ぎたあたりまでで大丈夫です。(心配な方はもっと続けていただいても結構ですよ!)

ただし、何事もほどほどが大切・・・

箸を別々にしましょうと言われだした頃、除菌ブームも始まったのもありますが、食物アレルギーのお子さんが急激に増えました。関連性を疑う学者も多数いらっしゃいます。

完璧な感染予防を目標にせず、感染したとしても虫歯菌の数が少なくなるようにしてあげる方がスキンシップ確保の意味ではお子さんにとって良いですね。

また、虫歯菌に感染しなければ安心!というわけではなく、その後の虫歯予防の習慣を身につけるようにしていただくと永久歯まで虫歯ゼロの達成が容易になります。

ママの虫歯菌を減らすためにキシリトール、歯周病菌を減らす歯周病治療(歯茎の中の歯石についている歯周病菌が一番の悪者です。残念ながら一回のクリーニングでは取り切れません)併用してお子さんへの感染防止に努めていただくことをおすすめします。

ドライマウス

みなさんはドライマウスというとどういったイメージがありますか?

高齢者、お口のなかのうるおいがなくなって乾燥している、加齢変化…女性に多いという印象かもしれません。

高血圧や糖尿病といった薬や睡眠導入剤・安定剤などの影響により徐々に唾液の分泌が減ったり、自律神経失調症などで常に緊張状態にある場合などにも唾液の分泌は減少します。

唾液が減ることで歯の再石灰化がおこりにくくなり結果として虫歯ができやすかったり、乾燥により歯周病菌の増殖などで歯周病が進行しやすい状態になります。

きちんとブラッシングもフロスもしているのに虫歯や歯周病になってしまう・・・このような方はドライマウスかもしれません。

ドライマウスの改善としてケア用品を使用したり唾液腺のマッサージなどもありますが、なかなか続けるのは難しい・・・

ではまずは歯磨き粉を変えてみてはいかがでしょうか?

以前歯磨き粉の選び方を記載した時の話と重複しますが、避けていただきたい成分『ラウリル硫酸ナトリウム』の含まれていないものを選んでくださいね!

このラウリル硫酸ナトリウムは、シャンプーなどにも入っていますが、食器用洗剤なんかにも含まれている成分です。

手荒れの原因にもなるこの成分、口腔内の粘膜はもっとダメージを受けます。

粘膜を保護するムチンというねばねば物質を分解し粘膜や舌の味蕾なんかにもダメージを与えます。

粘膜の治りは皮膚などに比べても早いのでダメージ受けてもすぐ治るから問題ない!というのが厚生省の見解のようです。

ダメージは少しずつ蓄積していきますので、中高年に服用の薬の影響も相まってドライマウスになってしまうのかもしれませんね。

それから、ワンステッププラスするなら歯磨き後にドライマウス用のマウスウォッシュ!

少し甘みを感じる成分で唾液の分泌を促します。

ドライマウスはあらゆる全身疾患のサインともいわれます。たかがドライマウスと思わずに、まずはできる範囲からでもケアしていきましょう!

虫歯は日々予防行動をしないと防げないのです

『定期的に歯医者に行ってるのに虫歯ができた』

『定期的に歯科受診しているのに詰め物が取れた、詰め物の中で虫歯ができてた』

一定の割合でこうお話しくださる患者様と出会います。

そして、虫歯予防についてのお話しはその歯医者さんでありましたか?詰め物の寿命の話はご存知ですか?とこちらから質問をすると、

『しらなかった!』『もっと早く聞きたかった!』といった反応や

『おやつと砂糖の話でしょ、聞きました』『仕上げ磨き?毎晩やってます』『ええ、詰め物のこと知っています』という反応など様々です。

いのうえこどもファミリー歯科で大切にしているのは、この『知らなかった』をなくすことです。

抜歯のリスクは話している先生は多くても、逆に抜歯しないことのリスクについてお話ししている先生はとても少ないですし、治療した後の詰め物の寿命についてお話しする先生も増えてきているとはいえまだ少ないように感じます。

話は戻ります。さて、これらのお話を知っている方がいるにもかかわらずどうして虫歯はできてしまうのでしょうか?

答えは簡単です。虫歯予防に関することを実行していない・できていないから。

おやつの回数決めてますか?ジュースだらだら飲んでませんか?

ご家庭でフッ素使っていますか?フロス使っていただいていますか?

歯医者に定期的に通って、例えば3か月に一度だとしても、それは一年間365日のうちの4日でしかありません。

その4日きちんとケアしたからといって残りの361日分サボってしまったものを帳消しにはできません。

患者様に知っていただけるようお伝えしていない、これは歯科側の問題です。

知っているけどやらない、これは患者様個人の問題です。

ダイエットや美容もそうですが、日々少しずつできる範囲でできることをこつこつする。虫歯予防の基本は全く同じことなのです。

予防歯科は、このご家庭できちんとケアできているかをチェックし、さらに良い状態を目指してケア方法をご提案し、クリーニングします。

ですから、定期的に歯医者に通っているというだけでは虫歯はできてしまうのですね。

こどもの予防にスケーラーは必要?

お子さんのクリーニングをするとき、大人と同じだと思っていませんか?

大人と子供ではクリーニングの目的が少し異なります(菌を減らす、という大きな目的は一緒ですが)

大人のクリーニングをするときは、歯周病予防をメインに行います。

歯周病予防に適したブラッシングやケア方法をご提案し、歯周病で歯を失うことがないように歯石除去をしていきます。

この歯石除去で使うスケーラーという機械、実は歯の表面に細かな傷をつけてしまいます。時給3000円で働く本当にレベルの高い処置のできるフリーランスの衛生士(きちんとした認定資格を持っていたりセミナー講師をするような方々です)が行ったとしても、必ず細かな細かな、目では見えない傷がつきます。

いのうえこどもファミリー歯科では、歯石がついていないお子さんにはスケーラーは使用しません。生えたての永久歯は大人の永久歯と比べても柔らかく、とても傷つきやすいからです。

歯石がついている場合はやむを得ず使用しますが、使用した後には必ずこの細かな傷を修復するようにケアします。

(来院時には、以前まで通っていた他院での歯石除去ですでに歯の表面がズタズタになってしまっているお子さんもいらっしゃいます・・・すごく悲しいです)

大人の歯でも同様です。歯石をとっておしまい、ではその細かな傷の部分に菌や歯石がもっと付着しやすくなってしまいます。

お口のなかの健康のため、と思ってしていることが裏目に出てしまうこともあります。

同様に修復ケアをおすすめしております。(料金はかかりません)

他院にてお子様にこのスケーラーを使用してのクリーニングを当然と思っていると、なんだか少し物足りなく感じるかもしれません。

いのうえこどもファミリー歯科には歯を傷つけずに汚れやバイオフィルムを除去する機械がありますので、歯を傷つけずにクリーニングケアを行うことができます。

10年後、20年後に差が出るケアを始めませんか?

虫歯は削らないほうがいい?

『CO(初期虫歯)は削らずに様子みましょう!』

私が子供のころはまだそんな考えが出るかでないかの時代で、疑わしきは治療せよ!な考え方が主流で初期虫歯はバンバン削って詰めていました。

虫歯予防のシーラントですら、『よーし、取れないようにちょっと削ってシーラント詰めますね!』なんてクリニックもあったくらい。

今から考えると恐ろしいことですよね。

初期虫歯は削らずに、きちんとケアして再石灰化を促してあげれば元通りに戻ります。

では、初期虫歯と治療が必要な虫歯はどのように見分けるのでしょうか?

虫歯がどの程度まで進行しているか確認するのに必要なのは、ダイアグノデントというレーザーの機械とレントゲン写真、拡大できる口腔内カメラでの撮影です。

むかーしむかしには、探針というとがった器具でデリケートな初期虫歯をガリガリっとさわって確認していました。これは初期虫歯を破壊して虫歯に向かわせる行為なので今では行いません。

この『初期虫歯は削らないほうが良い』が独り歩きして『虫歯は削らないほうが良い』と誤認されているケースも多々あるようです。

また、海外の論文もきちんと原文の意図する内容とは異なる和訳がされていてそれがSNSに乗って拡散されていることもあります。

””虫歯を削る日本人は負け組?“削らず虫歯が治る”のNEWSに歯科騒然。その真相を歯科医が現場からお届け””

(引用:どくらぼ http://doclabo.jp/contents/810)

結論から言うと、穴が開いてしまったら治療するしかない!

穴があかないようにきちんとケアしていくことが大切ですね。

花粉症に効く乳酸菌!

以前より、乳酸菌はアレルギーやアトピーにも効果があるという報告がなされていました。

腸内環境と免疫力の関係やアレルギーとの関連も研究がなされており、アレルギー対策用の乳酸菌サプリメントの開発も進んでいます。

有名どころでいくと、カルピスのアレルケア、一度は耳にしたこともあるのでは?

乳酸菌といっても種類はたくさんあり、数千種類も存在するといわれるほど。

花粉症といったアレルギーだけでなく、アトピーや虫歯・歯周病にも効果がある種類もいます。

また、一度摂取すればいいかというとそういうわけでもありません。

『あまり知られていませんが、研究や技術の進歩により生きたまま腸まで届く乳酸菌の製品は増えましたが、もともと腸に存在した種類の乳酸菌以外は定着せず、その他の乳酸菌はただ腸を通過するだけなのです。通過するだけでも腸に良い影響を与えますので、摂取する意味はおおいにありますが、それらは腸に定着しないため、意識し継続して常に摂取することが一番重要なポイントといえるのです』

(乳酸菌サプリは花粉症に効く?乳酸菌サプリを比較しよう より引用)

いのうえこどもファミリー歯科で取り扱っているバイオガイアという乳酸菌を利用したサプリメントは、お口の中に滞在するようにと種類の選ばれた乳酸菌が配合されています。

高齢者の肺炎の原因になる菌は、実はお口の中の菌が原因のことが多々あります。

誤嚥性肺炎といって、年齢とともに食事のときにむせやすくなりますがこのむせるときに唾液と一緒にお口の中の雑菌を肺に入れてしまうことで発症するものです。

口の中の菌をなくすことはできませんが、悪玉菌を減らすことはできます。(これは腸内細菌でも同じことが言えます)

余談ですが、スウェーデンの研究で赤ちゃんの夜泣きの原因が腹痛だったということもわかってきています。

夜泣きの原因の腹痛にも乳酸菌はとても効果的です。(引用:バイオガイアより)

健康のためにも、発酵食品である醤油や味噌などの摂取やサプリメントも含め乳酸菌を積極的に取り入れていきたいものですね!

予防歯科ってなに?

こんにちは!今日はすごい雨・・明日も天気が回復しないようなので傘をお忘れなく!

さて、昨晩は楽しみにしていたカンブリア宮殿という番組を見ました。

山形県で開院している日吉先生のクリニックに密着して予防歯科について紹介している内容でした。

歯科業界では以前からSNSにてカンブリア宮殿に歯医者が出るよ!といろんなところで告知がフォローされていましたので、実はとても楽しみにしていました。

日吉先生がご開業された酒田市で予防歯科を始めてから30年余り、予防歯科の先駆者として本当に大切で患者様のためになることをすすめてきた結果、酒田市の人口の1割が日吉歯科診療所の患者様となり定期的なメインテナンスに通われているとのことです。

また、日吉歯科でメインテナンスを受けているお子さんの虫歯発生率についても全国平均と比べてもかなり低く抑えることができています。

日吉先生が30年かけて伝えたかったこと、それは

日々の清掃がなぜ大切なのか。

お口の中の菌を減らすこともせず、すぐ治療してくれるというのは結果自分の歯を失うことになるということ。

治療の材料や技術が進歩しているが、治療をしたから治ったと思って、セルフケアを怠っては治療費をドブに捨てるのと同じだという事。

正直予防歯科は儲かりません。

汚い汚れのついたまま治療すればすぐまた虫歯になったり取れたりするのでそちらの方が利益は出ます。

30年前の予防歯科という言葉がまだ定着していなかったころから信念を曲げずに患者様のためと切磋琢磨なさっている姿を拝見してとても感動しました。

本当の予防というのは、歯医者に行って歯石や汚れを取っておしまい・フッ素塗って安心・おしまいではありません。

日々のお手入れが十分できているか、気を付けないといけない部分はどこか、

しっかり確認した上で増えてしまったお口の中の菌を減らすということです。

いのうえこどもファミリー歯科で最も大切にしていることです。

虫歯になりたくない人、歯周病で歯を失いたくない方、是非ご相談ください。

 

日吉歯科診療所のホームページはこちら

http://www.hiyoshi-oral-health-center.org/first/index.html