歯石にも種類があるんです

今日もいいお天気ですね!

さて、皆さんは歯石に種類があるのはご存知ですか?

おおまかに分けて、歯茎の上につく黄白色の歯石と歯茎の中に隠れている部分につく黒い歯石の2つです。

みなさんが歯石がついてきた!と目に見てわかるのは歯茎の上についている縁上歯石といわれるものです。

通常の歯石取りの機械で1~2回で除去できるもので、定期的に歯石取りしてます!というのはこの縁上歯石のことなんですね。

対して、歯茎の下の隠れている部分についてくるのが歯肉縁下歯石と言われるもので、とても堅く、点状についています。

通常の歯石取りの機械では十分に除去できないので個別に一つずつ、個々の歯に合った器具をつかって丁寧に取っていきます。

取れた歯石をご覧になった患者様は

『えー!!こんなのがついているんですか・・・』とみなさんびっくりなさいます。

さて、この歯茎の中で育つ縁下歯石、歯を支えている組織に重大な悪影響を与えてしまうのです。

歯は歯茎ではなく、歯茎の下の歯槽骨といわれる骨に支えられています。

この支えの部分の骨が減ってしまうことが、歯周病、いわゆる歯槽膿漏です。

縁下歯石はこの歯槽骨の減る原因の一つなのです。

せっかくメンテナンスに定期的に通っていたとしても、縁下歯石がついている状態では歯茎の上の歯石取りを一生懸命やっているだけなので、残念ながら歯周病予防には効果がありません。

縁下歯石を除去したきれいな状態にしてから、メインテナンスに移行していくことをオススメいたします。

メインテナンスを継続的に行っている方でも、1~2年に一度程度は歯茎の中に歯石がついてきていないか、しっかり確認してもらうようにするともっと良い状態をキープできると思います。

 

歯ブラシも凶器に

こんにちは!

受付・保育士の坪田さんの地元、長崎の宝と言っても過言ではない、福山雅治さんが結婚して日本中が震撼していることと思います。

おめでたいですしお似合いで素敵な夫婦なのですが、ちょっと残念な気もしますね。。

さて、そんなヤフーニュースに紛れて歯ブラシが凶器になることもあるのでご注意ください!という記事を見つけました。

以前からお箸やフォークなどを口にくわえたまま歩いたり走ったりして転び、それが喉の奥に刺さって、最悪命を落とす危険があると警鐘がありました。

歯ブラシでも同様に口にくわえたまま歩いたり走って転ぶとのどの奥にささってしまうこともあります。

お口の中は脳との距離が近く、歯ブラシや箸がのどの奥に刺さってしまうと、お子さんの場合は特に脳にまで達してしまうこともあります。

その事故が最近増えてきているとのことで、ヤフーニュースのトップ記事に挙がっていました。

NHK情報ブログでは2013年5月8日に『歯ブラシによる事故に注意!』にてわかりやすい記事を載せています。

もし、歯ブラシや箸などがのどの奥に刺さってしまった場合は、無理に抜こうとせず救急車を呼ぶかすぐに病院に行ってくださいね。

どこまで傷が達しているのかがわからないと処置が難しくなることもあります。

まずはそういった事故がおこらないように、歯ブラシや箸を加えたまま走らないようにご注意くださいませ!

永久歯が生えてきているのに乳歯が抜けない!そんな時

こんにちは!

最近の相談で多いのが、(といっても、実は以前からなのですが)

下の前歯の乳歯が抜けてないのに永久歯がうちっかわから生えてきてるんです、乳歯を抜かないと歯並びが悪くなるってインターネットで調べて・・・

結論からいうと、乳歯が残っていて抜けないから歯並びが悪くなることはないのでご安心ください!

歯並びの悪くなる原因はスペース不足とお口周りの筋肉の不調和(うまく使えていないということです)の主に2つです。

下顎の乳歯はエスカレーター式交換といって、少し内側から生えて徐々に唇の方へ生えながら移動していきます。

ですから乳歯より内側から生えても、それは普通なのです。

問題は乳歯が抜けないことではなくて、大人の歯の並ぶスペースがあるかどうかです。

お子さん本人が気になるから抜いてほしい!ぐらぐらして痛いから抜いてほしい!という時以外は、自然に生え変わりを待っていただいて問題ないと思います。

歯がぐらぐらしているところの近くの歯はハミガキがしにくいのでブラッシングはしっかりしてくださいね!

いのうえこどもファミリー歯科では、笑気と麻酔の併用での無痛抜歯を行っております。

『えー!いつ麻酔したの?!』『いつ抜いたの!?』

とお子さんから質問がある度に、心の中でニヤリとしています(笑)

大人の虫歯予防

こんにちは!

シルバーウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

あいにくの雨で冷えますが、みなさま疲れがでて体調崩されませんように!

さて、今日は大人の虫歯予防についてです。

歯は生えてから3年間かけて根が完成し、表面のエナメル質も強くなっていきます。

この生えてから3年間は子供の虫歯予防に大切な時期だというのは以前にお話させていただいたかと思います。

大人の虫歯は主に、以前治療したところから虫歯ができる二次カリエスと、以前から小さな虫歯があった部分が進行してしまっているケースの2つです。

二次カリエスは予防するのがとても困難です。

詰め物やセメントは経年的に劣化していきますので、その隙間から遅かれ早かれ必ず虫歯はできます。

歯としっかり接着して隙間ができにくい材料を選ぶのもひとつの選択肢ですね。

また、大人の虫歯は歯と歯の間にできることが多いです。

歯は消耗品なので、使えば使うほど、歯ぎしりなども手伝って歯と歯の間に目に見えないひび割れを起こします。

そのひび割れから虫歯が発生したり進行するといわれています。

日々のお手入れでフロスが大切なのはこのためですね!

歯の間から進行する虫歯は、例えるなら『トンネル』です。

上から見るだけでははっきりとはわからないことも多く、知らないうちにどんどん横穴を掘っていきます。

(乳歯では歯が小さくエナメル質も薄いのである日突然天井の部分が崩れて大きな穴が開くのですね)

気づかないうちに神経まで達するような大きな虫歯になってしまうことも多いです。

神経を処置した歯は、神経が残っている歯に比べて寿命が短くなるというデータがあります。神経があるというのはとても大切ですね。

そんな大きな虫歯になる前に定期的にレントゲン撮影で詰め物の境目部分や初期の虫歯の部分は経過をみていくことも大切です。

さて、予防の話に戻りますが、大人の虫歯予防にもフッ素はとても有効です。

キシリトールガムやタブレットを活用して虫歯の菌を抑制するのもとても有効です。

虫歯予防に関してはお子さんと同じように、食生活・ブラッシング・フッ素やキシリトールの応用をしていただくといいかと思います。

ぜひ虫歯予防は家族全員で、フッ素も取り入れて行ってくださいね!

予防していくこと

こんにちは衛生士の胡内です。
すっかり外の温度も下がり、肌寒い季節になりましたね!
さて、以前の記事にもありましたように、先日セミナーに参加させていただきました。
勉強になるお話がたくさん聞けました。
これは当院でも取り入れられたらなー!!と思うような内容もたくさんありました。
そんな中でも、大事なことは永久歯(大人の歯)がムシ歯0を目指せば良い、ということが印象的でした。
もちろん子どもの歯がムシ歯0も大切です!
ですが、中には乳歯(子どもの歯)で虫歯ができてしまった子どものお母さんが残念がられたりする方もいらっしゃるんですが、今から歯磨きや食生活を気を付けるなどの予防をスタートするれば問題ないということです!
得た知識を診療に活かして子どもさんや、親御さんに納得し、安心していただければなと思いました。

ハミガキの大切さ

こんにちは!

今日は一日しっとりとした小雨で足元悪いので、お気をつけて来院なさってください。

さて、今日は当たり前すぎるタイトルですが・・・

ハミガキって本当に大切なんです!!!!!!!

『もちろんわかってます。毎日磨いてます』

ごもっともです。では、磨き残しなく、お口の中をきれいにできていますか?

ハミガキは『している』という行動ではなく『できている』という事実が大切なのです。

虫歯や歯周病の予防のために、ハミガキのタイミング・回数・用具など気にしていただくポイントはさまざまです。

個人個人、歯並びやライフステージ等でハミガキの方法は十人十色です。

一度話を聞いただけで上手に実践できる方もいらっしゃるとは思いますが、ハミガキって結構奥深くて我々歯のプロでも難しいものです。

いのうえこどもファミリー歯科ではまずは虫歯にならない仕上げ磨きを保護者様にお伝えし、あとは自分で上手に磨き残しなく磨けるよう、

一生大切な歯を使っていただくためにしっかりとサポートさせていただきたいと思います。

 

奈良・生駒からハミガキの指導・予防歯科なら当院へお越しくださいませ。

小児歯科レベルアップセミナー

こんにちは!

今日の晩から天気が崩れて寒くなるようですので、あたたかくしてお過ごしくださいね!

さて、昨日13日日曜日には神戸三ノ宮にて小児歯科セミナーにスタッフ全員で参加してきました。

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さすがに奈良から神戸・・・遠かったです(笑)

実は、以前いのうえこどもファミリー歯科を開院するにあたり、セミナーでお話しされていた岨先生のハローこどもファミリー歯科さんの見学にお邪魔していました。

実際に仕事をする前に見学に行っていたのでなんとなくスタッフ全員が高いレベルで同じお仕事を協力しあって行っていてすごいなぁと思いましたが、

改めて仕事をしてみて小児歯科のお話を聞くとすごく腑に落ちるものがありました。

『治療が目的になっていませんか?』

小児歯科で本当に大切なことは、健康な大人の歯を一生使うために、虫歯・歯周病にならないように訓練をする場だということです。

治療してフッ素塗っておしまい、ではまた必ずすぐ虫歯になります。

まず虫歯予防の手段・知識をもっていただき、そのうえでできてしまった虫歯を治療していく、これが本当に大切なことだと改めて実感しました。

患者様の中には、子供に虫歯絶対作らせたくないので!と生駒市から車で30分以上かけてきてくださる方もいらっしゃいます。

わざわざ遠くからお越しいただく患者様のためにも、虫歯予防の方法や大切さをお伝えできたらいいなと思います。

歯間ブラシについて

こんにちは!歯科衛生士の松本です。

最近になってやっと涼しさを感じられるようになってきましたね。皆様風邪などひかないようにお気を付けくださいませ。

今回は歯間ブラシについてのお話をさせていただきます。

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歯間ブラシの目的としましては「歯と歯の間の隙間に通して汚れの除去を行う」ことです。

よく「糸ようじ(フロス)と歯間ブラシの使い分けが分からない」とお声をいただきますが、歯間ブラシは間の隙間が十分に空いていなければ通すことができませんので、隙間の空き具合でフロスにするのか歯間ブラシにするのかを判断していただいたらいいと思います。1番良いのは、隙間に合わせて歯間ブラシやスロスを使い分けて頂くと効果的です。

歯間ブラシにはサイズがあります。自分に適したサイズの選択をしないと歯垢が十分に除去できなかったり、歯茎を傷つけてしまうこともあります。

次に通し方ですが、歯の間に真っすぐ(歯に対して直角に)通してあげてください。斜めに挿入してしまうと上手く入らなかったり歯茎を傷つけてしまいます。

1日に通す回数ですが、歯磨きをするたびにしていただくのがベスト、それが難しければ夜に通してあげるようにしてください。

 

自分に適したサイズは何?どうやって通すかよく分からない…あると思います!

当院では歯磨き指導を行う際に指導をさせていただいております。

もちろんその時以外でも聞いていただければ指導させていただきますのでお気軽に聞いてくださいね^^

風邪をひきやすくないですか?

こんにちは!!台風も過ぎたのか雨もやんで晴れ間が見えてきましたね。

学校で運動会の練習してるよーというお子さんもちらほら・・・

そんな季節の変わり目に風邪ひきやすい方はいらっしゃいませんか?

もしかしたら『急に寒くなったから』が原因ではないかもしれません。

『正しく鼻呼吸すれば病気にならない』の著者今井一彰先生は、口で息をするからアレルギーやリウマチなど様々な疾患が弊害として引き起こされるとおっしゃっています。

また、『最新免疫学からの大発見!アレルギー体質は口呼吸が原因だった』の著者西原克成先生も同じように鼻呼吸の大切さを書いていらっしゃいます。

また、口呼吸をしているお子さんは歯並びが悪いことが多いです。

普段何気ないときにお口がぽかんと開いている、口で息をしているようであれば鼻呼吸に変えるよう鼻うがいなどを取り入れてみてはいかがでしょうか?

運動会の時は動画撮影や写真撮影することも多いと思いますので、お子さんの活躍を見るついでにお口がぽかんと開いていないかチェックしてみてください。

お子さんだけでなく、大人も、最近疲れが取れないなと感じたら口呼吸になっていないか気にしてみてくださいね。

フッ素って安全なの?

こんにちは!

台風が週末に関西に最接近するようですね。ご注意くださいませ。

さて、虫歯予防といえばみなさんご存知の『フッ素』が有名です。

フッ素を塗ることで歯質が強化されるというのは実験に出ている結果です。

少し前にフッ素反対派からフッ素は危険だという論文が発表されました。

骨や神経系にも悪影響を及ぼす、知能にも悪影響がある、といった内容のものでした。

論文に書かれていることを実際にすべて他の論文を照らし合わせた内容をブログにしている先生がいらっしゃいましたので紹介させていただきたいと思います。

”都市伝説を検証『フッ素は危ないって本当?』現役歯科医師が謎に挑む”

医療法人天真会ふくしげ歯科の福重まさこ先生のホームページブログに検証が細かく記載されていて、とても参考になりますし頭が下がります。

気になる方はぜひ検索してご覧くださいね。

結論から言うとその都市伝説は嘘でした(ネタバレすみません)

もちろんどんな薬でも用法・用量を守らなければ毒になってしまいますので、フッ素も用法・容量を守って使ってくださいね!

尚、虫歯予防に一番大切なのは歯磨きと食生活(おやつ)ですのでフッ素の力を過信しすぎないように☆