歯ブラシ選び♪

こんにちは、歯科衛生士の胡内ですa

ちかごろはやっと暖かくなってっきたなと思ったら、急に気温が下がって雨の多い季節になってきましたね。

気温の変化が激しいので皆さん体調にはお気を付けください

さて、先日私が日ごろ使っている歯ブラシがそろそろ交換時期だったので、歯ブラシを買いにいきました!IMG_1136

市販の歯ブラシでも種類が多く、どれにしたらいいかよくわからないですよね。

歯ブラシの頭の形や持ち手の形、毛先の形だったりその他デザイン的なことも気になります。。。

歯科衛生士の勉強をはじめる前は適当に目についたものを選んでたのですが、今となっては歯ブラシコーナーの前で何十分も見比べてます(笑)

LOFTなんていくとまた専門的なものがたくさん販売されているので大変ですb

そんなこんなで、結局選んだのはかなりシンプルな歯ブラシです。奥歯が磨き

やすいように先の小さなものを重視して選びました。

そんな風にみなさんも一人一人にあった歯ブラシを選んでいただくのが良いかなと思います。

日ごろから使う歯ブラシからでも少しでも歯やお口の中に興味を持っていただくことで歯周病予防や虫歯予防につながっていくかと思いますIMG_1135

老化と糖尿病と肥満と虫歯

一見無関係に感じるこれらのものが、すべてつながっていることはご存知ですか?

老化というのは、糖化(こげ)と酸化(サビ)が2大要因です。

そのなかで、糖化というのは糖と体内のたんぱく質が結合した最終糖化産物(AGEsといいます)によって引き起こされます。

食事でとった過剰な砂糖のせいで老化していくなんて恐ろしいことですよね。

現在ではコーンシロップや代替甘味料といった依存性の高いあまーいものが多く出回っており、ますます砂糖を欲しがる体にしてしまっています。

糖分を摂取続けることで糖尿病リスクも上がりますし、もちろん虫歯もできます。

あまくておいしいスイーツ…パンケーキやブラウニーやドーナツ

砂糖と共にたくさんの脂肪分も含まれています。これが肥満につながります。

幼いころから依存性の高い甘いものを与え続ければ、これらの病気のリスクは当然上がっていきます。

いのうえこどもファミリー歯科では、お子さんの虫歯ゼロを目指して、また一生の健康のために食生活のアドバイスも行っております。

もちろん追加料金なしで行っておりますので、是非ご活用くださいませ。

キシリトール製品の選び方

虫歯予防にキシリトール!

酸を作りにくく虫歯にならない!

CMでもよく見かけますよね。

(最近はポスカムのCMの方が多いような気がしますが)

北欧フィンランドではあまーいおやつを食べているのに虫歯は日本よりも少ないのです。

というのも、国をあげて虫歯予防に取り組んでいるので、学校でキシリトールガムを配布して食後に積極的にキシリトールを摂取しているようです。

予防するということにお金をかけることが結果的には医療費の節約につながるので、北欧では積極的にキシリトール配布や矯正治療を無償で行っているんですね!

さて、そんな素晴らしいキシリトールですが、気を付けていただきたいのが配合量。

甘味料の50%以上配合されており、ショ糖(砂糖)を含まないもの。商品全体の中でキシリトールの占める割合が高いものを選択していただければと思います。

代替甘味料の中には発がん性が疑われているものもありますし、本当に安心安全で選択すればキシリトール100%のものが間違いないと思います。

いのうえこどもファミリー歯科で取り扱っているのは100%キシリトールのタブレットです。

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希望があればキシリトールチョコレートやキャンディーやガム等製品取り寄せも行いますので、お気軽にお申し付けください。

唾液の働き

唾液は90%以上が水分でできており

他に タンパク質やカルシウム、リンなどの無機質が含まれています。

実は唾液にはすごい働きがあるのです。

①消化作用  (アミラーゼという酵素がでんぷんを消化します。)

②味覚作用  (食べ物を感じやすいように、味覚物質を溶かします。)

③潤滑作用  (口の中の食べ物を濡らすことで喉を通りやすくします。)

④抗菌作用  (抗菌物質が、粘膜を保護します。)

⑤再石灰化  (脱灰によって溶けた歯を修復します。)

⑥緩衡作用  (細菌の繁殖を抑えます。)

⑦自浄作用  (汚れを洗い流しキレイにします。)

⑧保護作用  (乾燥から保護します。)

など、たくさんの働きがあります!!

また、唾液には抗菌物質が含まれており、

体に害を 及ぼす 細菌を殺して 免疫の役目も果たしています。

普段、生活をしていて あまり気にしませんが

自ら分泌される唾液に このようなたくさんの働きがあると知ると

とても不思議ですね(^^)☆

健康なお口の中を保つためには

唾液をたくさん出すということが大切なのです♪

 

大人のハミガキ指導

みなさんは、大人になってから歯ブラシの指導を受けたことはありますか?

実際に衛生士指導の下歯ブラシだけでなく、歯間ブラシのサイズの確認・使用方法、フロスの扱い方等、体験していただいております。

いのうえこどもファミリー歯科ではこのための手間と時間は惜しみません。

なぜなら、歯医者での4ヶ月から半年のメインテナンスでは一年のうちの2回~3回しかしっかりクリーニングできていないことになるからです。

毎日のケアをしっかりしていただかなければ、せっかくお金と時間をかけて治療したところがすぐに歯周病や虫歯でダメになってしまうからです。

ですから、ここだけかぶせてほしい、今すぐ終わって欲しいという方にはむいていないかもしれません。

いのうえこどもファミリー歯科では8020運動(80歳で20本の歯を残そう!というもの)に賛同してこのようにさせていただいています。

世の中には8020運動について勘違いしている方も残念ながらいらっしゃいます。

単に本数が20本残っていればいいというわけではありません。

しっかり噛める健康な歯を20本!です。

そのためにはブラッシング指導は欠くことのできないとても大切なことです。

当然ながら歯ブラシは小さいお子さんのうちからマスターしてもらうのが一番の8020達成の近道です。

また、ご家族が自分の歯を大切にしているのを見習ってお子さんは歯を大切にするようになります。

お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、

家族みんなで本当に上手に磨ける歯磨きをマスターしてみませんか?

確実な虫歯治療のために

いのうえこどもファミリー歯科では、

大人こどもにかかわらず、虫歯の治療の際には「カリエスチェック」という虫歯の菌に感染してしまっている部分を染めだす液を使用して治療を行っています。

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虫歯というのは、削っている感覚だったり見た目だったりで、

この辺りまで取れば虫歯は取り切れているだろう、というのはわかるものなのですが

はたして、確実に虫歯の菌に感染している部分を取りきっているかどうかまでは肉眼では確認できません。

そういった虫歯の取り残しや不十分な治療を避けるために採用しております。

せっかく治療するのであれば、できるだけ長く使っていただきたいと思っております。

おやつを食べるときには

甘いものを食べるときは、甘いジュースや炭酸を飲まずに、お茶や砂糖を入れない紅茶やコーヒーにしましょう!

甘いものと甘い飲み物を一緒に食べると、砂糖の摂りすぎになってしまいます。

砂糖は依存性のあるものです。

小さいころから甘いものをたくさん食べてしまうと、早いうちから砂糖中毒になってしまいます。

甘いものを食べると安心する・甘いものを食べないとイライラする・キーキーした声を発する…

これらは砂糖中毒の症状と言われています。

野菜や果物、穀物類にも糖質は含まれていますので、栄養として砂糖を摂取する必要はあまりないようです。

また、砂糖は摂りすぎると糖化といって肌の中のコラーゲンとくっつくことで、弾力がなくなってたるみを起こしてしまう原因にもなります。女性にとっては摂取を控えたいものですね。

でも甘いもの…とっても魅力的ですよね!IMG_1136

砂糖の入ったお菓子を食べた後はお口の中は酸性になっていますので、すぐにハミガキするとかえって歯の表面を傷つけてしまうことがあります。

食べた後はお茶を飲むことと、キシリトールガムやポスカムを噛んでください!

そして甘いものを食べて30分程度過ぎてからハミガキをしてください。

さて、話はがらりと変わりますが、明日は松本さんの誕生日 歯ぴかぴか

ということでみんなでお祝いしました。

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空腹時の甘いものはと糖尿病まっしぐら!ということで、持って帰って各自家で食べることにしました。

松本さんはこの夏に結婚式を控えている新婚さんです。

素敵な一年にしてくださいね♡♡♡

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泣かせない治療と虫歯予防に力を入れている理由

いのうえこどもファミリー歯科では、緊急事態を除いて押さえつけて泣きながらの治療は致しません。

また、虫歯の治療に入るまでにしっかりと予防についてのお話の時間をいただいております。

ですので、今ある虫歯を今すぐ治してくれるだけでよい、という方にはもしかしたら向いていないかもしれません。

フッ素を塗ることだけが予防ではありません。

もっともっと切な日々ご家庭で気を付けて行うべき予防について、また仕上げ磨きの方法などしっかり理解して実行いただかなければ、いくら治療してもすぐまた虫歯ができてしまいます。

歯医者は治療すればするほど儲かるシステムになっていますので、多くの歯科医院では本当に大切な虫歯予防をフッ素のひとことで片づけてすぐ治療をスタートするのです。

いのうえこどもファミリー歯科で押さえつけて無理やりの治療を推奨していないのには理由があります。

泣いて唾液がたくさん出る状態で治療しても良い治療結果が得られにくい、ということと

本当に大切なのは『大人の歯に虫歯をつくらないこと』であると考えているからです。

3歳以上のお子さんが押さえつけられて泣きながら歯医者で治療をするというのはトラウマを形成することと一緒です。

これでは大人の歯の生え変わりの、いちばん虫歯予防を頑張っていただかなければならない時期に歯医者から足が遠ざかってしまいます。

それを避けるうえでも押さえつけての治療は推奨しておりません。

おこさんにとって最も大切なことは、虫歯の治療ができたことではなく

虫歯が一本もない、という幸せを与えてあげることではないでしょうか。

虫歯になりやすい生えてから3年間を虫歯なしでクリアしていただければ、その後大人になってから虫歯で困るリスクを格段に減らすことができます。

つまり、将来歯医者にかけるお金も時間も少なくてすむということです。

奈良市・生駒市では医療助成金制度もありますので、是非活用して虫歯なしの幸せを与えてあげてください  IMG_1135

お子さんの治療について

当院での初診からの流れはこのようになっています。

※年齢や本人のできる度合いにもよって多少処置内容や来院回数は変化します

①初診

お口の中のチェック・・・お口の中の状態を把握するために口腔内カメラを用いて撮影します。磨き残しや歯ぐきの状態を見て、現状についてご説明いたします。

②2回目

虫歯予防のお話を栄養士や衛生士からご説明いたします。虫歯予防と健康のためにどのようにすれば良いか解決策をひとりひとりご提案します。

磨き残しを染めだして、お父さん・お母さんに衛生士指導の下で実際に仕上げ磨きをしていただきます。(9歳くらいまでは仕上げ磨きをお願いしております)

ダイアグノデント(レーザーの光を用いた検査)で歯が虫歯になっていないかチェックします!(もちろん痛みも追加料金もありません)

小さなレントゲン写真を撮ってしっかり虫歯を確認していきます

③3回目

はじめて虫歯治療をするお子さんや就学前のおこさんには虫歯治療に向けてトレーニングを行います。

奥に大人の歯が生えている場合で初期虫歯の歯には、シーラントを行うこともあります。

④4回目

万全を期して虫歯の治療スタートです!

虫歯の治療をスタートするまでに来院回数がかかることがありますが、虫歯の予防をしっかり理解いただいて実施してから治療をしなければ、虫歯はまたすぐに再発します。

治療後はメインテナンスにて虫歯のチェック・磨き残しのチェックと歯ブラシ指導、フッ素塗布や歯のミネラルパックを選択して実施いたしております。

一度歯医者で治療をしてしまえば、あとのメインテナンスは一日のみの来院で終わります。

虫歯というのは火事と同じです。虫歯治療というのは燃えてしまったところに木を植えているのと一緒です。

火をしっかり消してからでなければ、いくら木を植えてもすぐに燃え移ってしまいます。

いのうえこどもファミリー歯科では、はじめてご来院されてから

治療へすすむまでは回数をいただいております。

(一度トレーニングして治療できるようになったお子さんはメインテナンスで虫歯が見つかった場合、次回は治療のご予約がお取りできます)

火が燃え広がらない方法(虫歯予防)をしっかり習得していただき、

虫歯ゼロを目指してお手伝いできたらと思います。