ドライマウス

みなさんはドライマウスというとどういったイメージがありますか?

高齢者、お口のなかのうるおいがなくなって乾燥している、加齢変化…女性に多いという印象かもしれません。

高血圧や糖尿病といった薬や睡眠導入剤・安定剤などの影響により徐々に唾液の分泌が減ったり、自律神経失調症などで常に緊張状態にある場合などにも唾液の分泌は減少します。

唾液が減ることで歯の再石灰化がおこりにくくなり結果として虫歯ができやすかったり、乾燥により歯周病菌の増殖などで歯周病が進行しやすい状態になります。

きちんとブラッシングもフロスもしているのに虫歯や歯周病になってしまう・・・このような方はドライマウスかもしれません。

ドライマウスの改善としてケア用品を使用したり唾液腺のマッサージなどもありますが、なかなか続けるのは難しい・・・

ではまずは歯磨き粉を変えてみてはいかがでしょうか?

以前歯磨き粉の選び方を記載した時の話と重複しますが、避けていただきたい成分『ラウリル硫酸ナトリウム』の含まれていないものを選んでくださいね!

このラウリル硫酸ナトリウムは、シャンプーなどにも入っていますが、食器用洗剤なんかにも含まれている成分です。

手荒れの原因にもなるこの成分、口腔内の粘膜はもっとダメージを受けます。

粘膜を保護するムチンというねばねば物質を分解し粘膜や舌の味蕾なんかにもダメージを与えます。

粘膜の治りは皮膚などに比べても早いのでダメージ受けてもすぐ治るから問題ない!というのが厚生省の見解のようです。

ダメージは少しずつ蓄積していきますので、中高年に服用の薬の影響も相まってドライマウスになってしまうのかもしれませんね。

それから、ワンステッププラスするなら歯磨き後にドライマウス用のマウスウォッシュ!

少し甘みを感じる成分で唾液の分泌を促します。

ドライマウスはあらゆる全身疾患のサインともいわれます。たかがドライマウスと思わずに、まずはできる範囲からでもケアしていきましょう!

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