妊娠中に気を付けること・生まれてくる赤ちゃんのためにママができること

妊娠しているママが気を付けること、

風邪や感染症にかからないように予防したり、妊娠中毒症にならないよう栄養バランスを考えた食事、そして口腔ケア。

妊娠中はホルモンの影響によってお口の中の環境がわるくなってしまいます。

普段と同じようにお手入れしていても腫れやすかったり、つわりが長引く方ならお口の中は常に酸性になって歯が溶けやすい状態にあります。

歯周病菌が出す毒素は、心臓や脳に悪影響をもたらすことは有名ですが、赤ちゃんにも影響があります。陣痛を促す物質と構造が似ているため、早産の原因の一つということもわかってきています。

また、最近の母子手帳には、虫歯菌を感染させないようにお箸を別々にしましょう!と書いてあります。感染させないようにする、もちろんそれも大切なことです。

虫歯菌の感染のピークは6か月~3歳ごろまでと言われています。お箸やお皿などを別々にするのはそれを過ぎたあたりまでで大丈夫です。(心配な方はもっと続けていただいても結構ですよ!)

ただし、何事もほどほどが大切・・・

箸を別々にしましょうと言われだした頃、除菌ブームも始まったのもありますが、食物アレルギーのお子さんが急激に増えました。関連性を疑う学者も多数いらっしゃいます。

完璧な感染予防を目標にせず、感染したとしても虫歯菌の数が少なくなるようにしてあげる方がスキンシップ確保の意味ではお子さんにとって良いですね。

また、虫歯菌に感染しなければ安心!というわけではなく、その後の虫歯予防の習慣を身につけるようにしていただくと永久歯まで虫歯ゼロの達成が容易になります。

ママの虫歯菌を減らすためにキシリトール、歯周病菌を減らす歯周病治療(歯茎の中の歯石についている歯周病菌が一番の悪者です。残念ながら一回のクリーニングでは取り切れません)併用してお子さんへの感染防止に努めていただくことをおすすめします。

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