こんにちは 歯科医師の井ノ上です。
よくお母さんからこのような質問を受けることがあります。
「おかしやジュースみたいな甘いものは全然食べさせていないのに、どうして虫歯になるのですか?」
さて何が理由でしょうか?
お母さんに「寝る前に母乳与えていませんか?卒乳できていますか?」と尋ねると、
「そういわれれば…」みなさん心当たりがおありのようです。
小さいお子様の虫歯の原因として、母乳(特に寝る前や夜間の母乳)がかなり多いように感じます。
虫歯ができないように気を付けているお母さんにとっては悲しい現実ですね。
授乳はやめたいけど、子供が母乳を欲しがってダダをこねる・眠ってくれない…みなさん同じ悩みです。
いつかは卒乳しますので、あせらずお子さんと向き合ってあげてください。ただし卒乳は遅くとも3歳までにしてくださいね!
母乳を欲しがって泣くのと、母乳が原因で乳歯を虫歯にしてしまうのと、天秤にかけて、しっかり考えて、最善と思うようにお子さんと接してあげてください。
大事なのは今から歯医者嫌いにならないように気を付けながらしっかり予防の習慣を身につけることです。
乳歯に虫歯はできてしまっても、間に合います!大切なのは永久歯に虫歯をつくらせないことです
虫歯予防のためには、なるべく早くから、できれば3歳以下からの歯科受診をオススメいたします。