はじめまして。
管理栄養士・フードスペシャリスト 松島です。
栄養・食事面からも歯の健康を考えていきたいと思います。
保護者様へ お子さんに毎日歯磨きをさせていますか?
ちゃんとしていても、むし歯ができてしまう…。
お野菜不足に「野菜ジュース」
水分補給に「スポーツドリンク」
小腹がすいたなぁ…「あめ、キャラメル」
お子さんへ、このような間食をさせていませんか?
実は、知らず知らずのうちに歯を弱くしているかもしれません。
食事をした後のお口の中は、pHが酸性に傾き、
歯の表面溶けている状態=「脱灰」になります。
この状態の歯は、とても傷がつきやすいので、注意が必要です。
お口の中の、pHがもとに戻るまでの時間には個人差がありますが、
40分程度が目安となります。
pHがもとに戻り、溶けだしたカルシウムとリンを使って
歯の表面を作り直すことを「再石灰化」といいます。
お砂糖はむし歯菌の栄養素として酸を作りやすいのです。
この酸によって歯が溶ける事がむし歯です。
そしてお砂糖の最大の特徴は、ネバネバした物質に変化し、
さらにむし歯菌を歯に付着させてしまう事にあります。
むし歯を作らないために
① おやつの回数と時間を決めましょう
→だらだら食べると、再石灰化の時間が短くなってしまいます。
②ヨーグルト(無糖)、フルーツ、焼き芋など自然なものを。
③キシリトール配合のものに変える。
歯を強くするために
①食事で、栄養素をとりましょう。
骨や歯を作る栄養素。
乳製品、大豆製品、骨ごと食べる魚、緑黄色野菜、海藻等に多く含まれます。
豆腐、納豆、チーズ、小魚、ひじき、わかめ、小松菜、菜の花などがおススメ☆
カルシウムとともに骨や歯を作る栄養素。
リンは、レトルト食品・加工食品に食品添加物として使用され、
どちらかというと摂りすぎが問題で、 不足する事は余りない、と言われています。
リンを摂り過ぎると、骨からカルシウムが放出され、
骨のカルシム量が減少するので注意!
カルシウムの吸収をサポートする栄養素。
鮭、いわし、しらす、いかなご、きのこ類など。
②しっかりと運動をしましょう。
カルシウムを摂取するだけでなく、運動をして骨に負荷をかける事が
骨の強度を増すと言われています。
③よく噛んで食べましょう。
食物繊維の多い食材(豆、穀類、野菜、きのこ類、海藻類などを食べると、
咀嚼も増え、歯がきれいに掃除されます。
そして、あごを強くするだけでなく、だ液をしっかり出すことで、
歯の再石灰化が促され、歯を丈夫にしていきます。
当院では、このような食生活の面からもアドバイスをしております。
詳しくは、カウンセリングにてお話させて頂きます。
奈良・生駒で小児の虫歯を予防したいなら、いのうえこどもファミリー歯科へ!