こんにちは!
シルバーウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
あいにくの雨で冷えますが、みなさま疲れがでて体調崩されませんように!
さて、今日は大人の虫歯予防についてです。
歯は生えてから3年間かけて根が完成し、表面のエナメル質も強くなっていきます。
この生えてから3年間は子供の虫歯予防に大切な時期だというのは以前にお話させていただいたかと思います。
大人の虫歯は主に、以前治療したところから虫歯ができる二次カリエスと、以前から小さな虫歯があった部分が進行してしまっているケースの2つです。
二次カリエスは予防するのがとても困難です。
詰め物やセメントは経年的に劣化していきますので、その隙間から遅かれ早かれ必ず虫歯はできます。
歯としっかり接着して隙間ができにくい材料を選ぶのもひとつの選択肢ですね。
また、大人の虫歯は歯と歯の間にできることが多いです。
歯は消耗品なので、使えば使うほど、歯ぎしりなども手伝って歯と歯の間に目に見えないひび割れを起こします。
そのひび割れから虫歯が発生したり進行するといわれています。
日々のお手入れでフロスが大切なのはこのためですね!
歯の間から進行する虫歯は、例えるなら『トンネル』です。
上から見るだけでははっきりとはわからないことも多く、知らないうちにどんどん横穴を掘っていきます。
(乳歯では歯が小さくエナメル質も薄いのである日突然天井の部分が崩れて大きな穴が開くのですね)
気づかないうちに神経まで達するような大きな虫歯になってしまうことも多いです。
神経を処置した歯は、神経が残っている歯に比べて寿命が短くなるというデータがあります。神経があるというのはとても大切ですね。
そんな大きな虫歯になる前に定期的にレントゲン撮影で詰め物の境目部分や初期の虫歯の部分は経過をみていくことも大切です。
さて、予防の話に戻りますが、大人の虫歯予防にもフッ素はとても有効です。
キシリトールガムやタブレットを活用して虫歯の菌を抑制するのもとても有効です。
虫歯予防に関してはお子さんと同じように、食生活・ブラッシング・フッ素やキシリトールの応用をしていただくといいかと思います。
ぜひ虫歯予防は家族全員で、フッ素も取り入れて行ってくださいね!