お口のアンチエイジング・・・というと何を思い浮かべますか?
ピンクでひきしまり、弾力のある歯茎、白くてつやつやの歯、
それだけではありません!
口元のほうれい線は歯科でも予防ができるのです。
アンチエイジングといえば、の宝田恭子先生の書籍にもあるように、口元のたるみは表情筋の衰えと姿勢の悪化が主な原因です。
表情筋のトレーニングを行い、正しい姿勢を意識することでお顔のたるみは解消できるといわれています。
では、ほうれい線の目立つ他の原因はご存知でしょうか?
歯というのは普段の食事などで使っていくにつれて徐々にすり減って短くなっていきます。歯ぎしりやくいしばりといった悪習癖をお持ちの方であればそのすり減りはさらに早いものとなります。
ほとんどの方が何らかの悪習癖(歯ぎしりやくいしばりなど)を行っているという統計もあり、この悪習癖はほとんどの人が無自覚のまま行っているといわれています。
(くせって、自分じゃ気づかないものですよね)
すり減って短くなると、噛み合わせの高さも低くなり、結果として口元のほうれい線が目立ちます。
(かみ合わせの高さは生涯にわたってあまり変動しないという論文も過去にはありましたが、現在は経年的にかみ合わせの高さが低くなるという見解のようです)
また、経年的に歯は前の方に動いて倒れていく傾向があり、
昔はこんな歯並びじゃなかった、年々歯並びが悪くなる、という声も多く聞かれます。
(奥歯の動く力が強く、しわ寄せが前歯に表れて経年的にガタガタになるという傾向は強いです)
そんな歯並び悪化の防止、歯のすり減りによるほうれい線の防止のためにも、寝るときのマウスピースをオススメ致します。
マウスピースといってもスポーツ用の大きくてグミのような弾力のあるタイプではなく、プレートタイプと言われる硬く厚みがあって手で触っても変形させれないタイプのものでなければ意味がありません。
グミのようなタイプのものを代表とする『手で触ると変形が可能なもの』というのは顎関節症の治療には用いられません。顎関節に影響が出るからです。
ですから歯のすり減り防止のため!と予防していて結果として顎関節にダメージを与えてしまわないように、プレートタイプのものを選択してくださいね。
では・・・タイトルにある、医療用テープの出番は?
マウスピースを装着すると、どうしてもお口が開いたままになってしまいがちです。これはマウスピースの厚み分かみ合わせの高さが高くなるので普段よりもお口が閉じにくくなるからです。
『あいうべ体操』もオススメですが、簡単にお口を閉じたままキープするには医療用テープでお口を固定してしまうこと。
必然的に鼻呼吸することになりますので、風邪やアレルギーの予防にもばっちりです。